退屈な子ども時代

 

 

子どもの頃を思い出して、

 

よくあるような悲惨なトラウマは抜きにして、

 

とにかく、

 

『退屈だなー』と感じてたまらなかった蒸し暑い夏休み

 

そのイメージが強烈すぎて、

 

今、一番、思い出すのが、

 

強烈に退屈でつまらない

 

と感じたことです。

 

母は、あまり気にしないで、部屋の隅っこで内職をしていました。

 

怒りではないのですが、

 

退屈なことが嫌だったので、

 

娘に退屈な思いをさせるのが嫌で、

 

幼稚園に入園するまでも、自分の限界を超えて、

 

色々と連れ歩いたものです。

 

そして、夏休みが怖い・・・。

 

娘に退屈な思いをさせることが怖い・・・。

 

と、思っていたのですが、

 

ふと、思いました。

 

大人と子どもの時間の感覚がとても違う。

 

大人の1年に対して、子どもの1年は長いといいます。

 

小学6年生の頃、その話を聞いて、納得したことを覚えていますが、

 

今となっては、子どもの頃に感じていた時間の感覚を忘れてしまって、比較できません。

 

とにかく、子どもは、1時間退屈なだけでも、とても退屈なのではないでしょうか。

 

大人は、1時間くらい、家でぼーっとしていても平気だし、

 

『昼寝でもしよーっかなー』と思える。

 

でも、子どもは常に、楽しいことをしたい。

 

そして、力を使い果たしたら、お昼寝。

 

今、楽しいことをしたいし、力の限り楽しむ。

 

そんな感じなのでしょう。

 

だから、夏休み、ラジオ体操から帰ってきて、

 

教育番組を見て子供向けの番組が終わってから、昼ごはんまでが退屈でたまらなかった。

 

親からしてみれば、

 

『その辺にあるおもちゃで適当に遊んどけよ』

 

と、思ってしまいますけどね。

 

子どもの時は、おばあちゃんやおばさんちに遊びに行くと、

 

お菓子作りをさせてくれたり、工作、畑仕事、

 

色々させてくれるから、なんて素敵なんだろうと思っていました。

 

でも、毎日となると、そういうわけにもいきません。

 

普通のことでも、仕事があれば楽しかったです。

 

家事でもいいんです。

 

やり方を教えてもらって、チャレンジすることが楽しかった。

 

でも、娘は、またわたしとは興味が違うようです。

 

人に興味があり、人と関わることが大好きなようです。

 

だから、母以外の人がいる場所へ行きたいんですね。

 

そして、人と関わりたい。

 

そう思っているみたいです。