腹の虫の話
丹田のあたりに虫がいるらしい。
慣用句では、「腹の虫がおさまらない」「虫のいい話」「虫が好かない」「虫の知らせ」など、虫がでてくるものが多いですが、
その虫の正体は、何か?
その虫は、感情の素であったり、超能力的な能力を持っていたりするようです。
そして、
自分のマイナスの感情が溜まったり、誰かのマイナスの感情をやつあたりされたりすると、
ヒステリーとなったり、疳虫として暴れ出したりもします。
これに関連して「癇癪」の「癪」という字を調べてみると、さらに興味深いことがわかってきましたが、それはここでは割愛します。
さらには、「弱虫」「泣き虫」っていうのは、「虫」=「性格、性質」という意味だそうですが、お腹の虫の機嫌と無関係とは思えません。
声楽を習っていた時は、先生に、「丹田に力を入れて!」などと言われましたが、
歌が上手な人は、自分の中の虫が感情を歌っているのかもしれません。